はじめに
今回の記事の内容は、静岡県浜松市にある中田島砂丘に実際に行ったことに対する記事です。
中田島砂丘を始めとする日本の砂丘について書きました。
「そもそも砂丘ってなんだろう?」
「砂漠との違いは?」
「どのような格好で行けばいいの?」
などなど。
少しでも参考になれば良いなと思います。
それでは、どうぞ。
砂丘の定義って何だ?
砂丘とは、風が運んだ砂が堆積してできた丘のことです。
主に砂漠に出来る内陸砂丘、海岸に出来る海岸砂丘があります。
ちなみに砂漠の定義は、一般的には年間の降水量が250㎜以下の地域のことを指します。
日本は年間の降水量の平均が1700㎜であることから、数値で見てもその差は歴然です。
今回の題材となっている中田島砂丘や鳥取砂丘は、海岸砂丘になります。
年間の降水量が250㎜以下の定義から考えると、実は南極大陸も砂漠に分類されます。
この条件から考えると世界最大の砂漠はサハラ砂漠ではなく、南極大陸になるらしいです。
(砂と氷という違いがあるので、どちらが正解とかは言えませんが)
中田島砂丘(静岡県浜松市)
【撮影:執筆者本人】
では、いよいよ今回の題材である中田島砂丘について書きます。
中田島砂丘の情報
中田島砂丘は静岡県浜松市にある海岸砂丘であり、鳥取砂丘、吹上浜と並び、日本三大砂丘の一つとされています。
(日本三大砂丘については、このあと説明)
中田島砂丘の面積は約48haで、南北に約600m、東西に約4㎞の広さがあります。
中田島砂丘へ必要なもの
砂丘は広大なのではと思ってしまうでしょう。
ですが上記の項目で紹介した通り、そこまで広さはありません。
他の砂丘と比べると比較的観光しやすいかなと思います。
対策として、近くの公園の自動販売機で飲み物を買ってから行きましょう!
(夏は熱中症対策、冬は寒さ対策で)
また、この砂丘は海の方へ行く際に砂の坂を通らなければなりません。
その時にクロックスなどのサンダル類の靴だと、思いっきり砂が入って来てしまいます。
スニーカー等の側面が覆われている靴でも多少の砂は入りますが、履いて行くとしたらこっちの方が良いかもしれません。
(火傷に注意して裸足で行くとかもありかも)
もし汚れてしまったとしても、公園の水道で洗えるので安心です。
【浜松市街地方面】【撮影:執筆者本人】
【太平洋方面】【撮影:執筆者本人】
ウミガメと中田島砂丘
ここ中田島砂丘は、ウミガメが産卵する場所としても有名です。
ウミガメは絶滅危惧種に指定されています。
『サンクチュアリエヌピーオー』と言う団体が、ここ中田島砂丘でウミガメを絶滅の危機から守っています。
ウミガメの像が設置されている大きな柵があるのですが、その場所でウミガメの卵を守っているそうです。
【撮影:執筆者本人】
当然、柵の中に手を入れての撮影はよろしくないので、少し距離を取って撮影をしました。
万が一何か落として何かあったら大変なので…。
ウミガメは砂浜でしか卵を産まない生き物であると同時に、その卵を誰かに持って行かれたり、踏まれたりと、多くの危険と隣り合わせです。
日本三大砂丘はどこにある?
日本には、三大名瀑、三大庭園のように三大砂丘と呼ばれる砂丘があります。
鹿児島県の『吹上浜』
静岡県の『中田島砂丘』
が三大砂丘に該当します。
三大砂丘の広さは?
鳥取砂丘 | 約1800ha |
吹上浜 | 約1400ha |
中田島砂丘 | 約48ha |
※砂丘の面積は、測り方によって前後する場合があります。参考までに。
立ち入り禁止の日本最大の砂丘
とても有名ですが、砂丘と言ったら語らずにはいられない場所があります。
その場所は青森県にある『猿ヶ森砂丘』。
この猿ヶ森砂丘は日本最大の砂丘として知られており、約3000haあると言われています。
また15000haであるというデータもあり、これは元々砂地だった(農地開発などで利用した)場所も含めた場合のようです。
砂丘の定義を統一したら、もっと広い可能性もあり、別の場所が日本最大になるかもしれません。
これに関しては何とも言えませんが、現状日本最大の砂丘は猿ヶ森砂丘となります。
しかし観光は出来ません。
猿ヶ森砂丘は自衛隊の訓練場として使用されているため、一般の立ち入りは許可されていないのです。
さいごに
今回は静岡県の中田島砂丘について紹介すると同時に、その他の砂丘についても少しばかり書かさせていただきました。
「砂丘の定義」や「どこまでを砂丘の面積とするのか」など、判断する基準が難しいようです。
今回得た情報から、もし中田島砂丘の年間降水量が250㎜以下だと中田島砂漠に変わるのか?と思ったりもしました。
紹介した砂丘以外にも日本には砂丘がたくさん存在します。
中田島砂丘のような海岸砂丘は海風が心地よいので、おすすめですよ。
そうしたら、今回の記事はこの辺でお開きとしましょうか。
それでは。では、では。