はじめに
『この魚偏の漢字は何て読むんだっけ?』
生活においてお寿司屋さんや水族館など、魚偏の漢字を目にする機会があります。
見た事はあるのだけれど読み方を忘れてしまった…という経験をした方もいるのでは?
そこで今回は、よく目にする耳にする魚偏の漢字をまとめました。
魚の漢字の読み方と由来を一覧にしてみたので、是非ご覧ください。
二部構成となっていますので、もう片方の【その2】の記事のチェックもよろしくお願いします。
ちなみに、この記事では10個の漢字を掲載しました。
また、紹介する漢字は一部であり、その他にもその魚偏を表す漢字は多数存在し、由来も他に存在する場合もあります。
ご理解いただけますと幸いです。
だいぶ前置きが長くなりましたが、それではお楽しみください。
どうぞ。
鯵(あじ)
魚+参=鯵(あじ)
鯵は3月が旬の魚です。多く集まる習性がある魚で、「参」は群集と言う意味から来ています。
鮎(あゆ)
魚+占=鮎(あゆ)
実際に占いに使われてた説から「占」の字が当てられました。
大昔に神功皇后が占いに使っていた魚だったとされています。
鰯(いわし)
魚+弱=鰯(いわし)
他の魚に食べられてしまうほどに弱い魚であり、陸に上がってしまうとすぐ死んでしまう為、「弱」が当てられました。
鰹(かつお)
魚+堅=鰹(かつお)
世界で最も堅い食品としても有名な鰹節。
堅い魚が由来とされています。
堅い魚→かたいうお→かたうお→かつお→鰹
鰈(かれい)
魚+葉=鰈(かれい)
葉っぱのような形をしているから。見た目そのままの由来です。
※鰈は向きが右。鮃は向きが左。「【ひ】らめ=【ひ】だり」を覚えておけばOK!」
鯨(くじら)
魚+京=鯨(くじら)
昔、哺乳瓶ではなく魚類だと思われていたそうです。
単位の「京」のように計り知れなく大きいが由来です。
「京」…「大きい」「高い」「丘」などの意味があり、「丘のように高くて大きい魚」が元々の説とされています。
鯉(こい)
魚+里=鯉(こい)
『里』は「鱗」や「筋」と言う意味があり、鯉は鱗の筋がはっきり見えることが由来のようです。
また、鯉には鱗が36枚あり、36町は1里であることからと言う説もあります。
鮭(さけ)
魚+圭=鮭(さけ)
「圭」は怒るを表していて、怒ると腹が膨れることでお馴染みのフグを本来は意味します。
また鮭は生臭い魚だった為、元々は「鮏」と書かれていましたが、イメージが下がる為「圭」になったそうです。
鯖(さば)
魚+靑(青)=鯖(さば)
背中が青いことが由来です。
鯖は元々、「寄せ鍋」や淡水魚を表す一種の漢字であったという説があります。
※青の旧字「靑」を使う。
鮫(さめ)
魚+交=鮫(さめ)
鮫は交尾をする魚としても有名です。
上下の歯を剥き出しながら、交えている姿が由来です。
また歯を交換する特徴からも来ているとされています。
さいごに
今回はよく目にする耳にする魚へんの漢字を10個、読み方と由来を添えて紹介させていただきました。
文字の通りの由来であったり、意外な説があったりしたのではないでしょうか?
他の人に「魚偏の漢字クイズ」を出すと面白いかもしれません。知識の共有に加えて、覚えたことのアウトプットが出来るかな?と思います。
紹介した漢字以外もたくさん存在しているので、チェックしてみてください。
この記事に後編となる【後編】この魚偏の漢字は何て読む?由来も一緒に覚えよう!がありますので、こちらも見に来ていただけると幸いです。
今回はこの辺で以上となります。
では、では。(この勢いのままその2へ!)